ある雨の日。当社スタッフの自宅玄関先で動いていた幼虫。
事務所へもってきてくれたので観察。少し弱っている様子。
体の大きさ、模様から「クロアゲハ」らしい。
幼虫のいた周辺にはサンショウなど、好みそうな植物はないとの事。
大きさから想像すると、蛹になる場所を探していたのでは。
手ごろな段ボール箱に入ってもらい、しばらくすると側壁に止まり動かない。
その日は帰宅。翌朝出社してみるとやはり前蛹の状態。
翌日無事蛹に変身!羽化した立派なクロアゲハを想像しつつワクワク!
そして5日後、一見何も変わらない様子。
が、しかし、底辺に何やらうごめく白い幼虫が1匹!
外見的にハチの子のよう。そういえば昔幼虫などに卵を産み付けるハチがいると図鑑で見たことがある。
どうやら寄生バチ。蛹をよく観察してみると腹部あたりに穴が・・・
そして、翌日段ボールの中には小豆の粒のような物体が4つ・・・
せっかくきれいなクロアゲハが誕生すると期待したのに!!
自然は何かと残酷です。
投稿日:2022/06/25投稿者:向井 和生